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英会話スクールと先生の選び方

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Ⅰ.英会話スクールと先生の選び方

 

 詳しい説明もできるのですが、ここでは、簡単に結論だけお話したいと思います。

 

(1)初心者はネイティブではなく、第二外国語として英会話をマスターしている先生を探す

 

日本人が日本語を外国人に教えるのが難しいように、母国語として英語をマスターしている人は英語を教えることは難しいと言えます。

 

あなたは、外国人に日本語を効果的に教える自信がありますか?サ行変格活用とか覚えていて、説明できますか?

 

一方、第二外国語として英語をマスターした人は、英語の構造が理解できており、兄弟や子供に教えていることが多く、教え方を身につけている確率が高いと言えます。

 

日本人講師やフィリピン講師が教えたほうが、その他の英語を母国語とする先生より、上達が早くなるのはそこに理由があります。

 

ただ、すでに、英会話がスムースに話せる人は、ネイティブの人と話して、各国、各地域特有の発音やイントネーションやスラングを聞き分ける範囲を増やすのは良いと思います。

 

(2)駅前のスクールの先生より、オンライン英会話の先生を探す

 

 まず、駅前の先生は、彼らの給与や駅前のビル代金や日本人スタッフのコストが掛かり過ぎるため、値段が高すぎます。そして、ネイティブが中心で、英語を教えるための正式な訓練を受けていないため、テキストにそった型通りのレッスンを行い、そこでのミスを型通りのやり方で言い直すことが中心となります。

 

 一方、オンラインではチャットができ、記録も残るため、電子辞書が使えますし、あとで見直すこともできます。

 

 なお、オフラインでもオンラインでも、グループレッスンはその中でかなり喋れるスキルがない場合は、余計に話す勇気をなくすことにあるので、避けたほうが無難です。

 

(3)オンラインスクールでは毎回異なる先生ではなく、継続的に続けて話せる先生を探す

 

 空いている先生をリアルタイムで予約する方式では、先生を継続して予約できないため、人気のある先生は継続してレッスンを受けられないですし、毎回予約制のところは、個別に生徒の進捗を把握し、それに合わせてレッスンや教材を準備できない構造です。毎回異なる先生ではなく、毎回その生徒のためにレッスンを準備してくれる構造をもったスクールで同じ先生から継続的に教えてもらう必要があります。

 

(4)また話したいという先生を探す

 

 英会話の練習のために、話してもつまらない先生と毎回となると続かないです。「また、今度も話したいなぁ~」と思える先生、頭がよく、人柄がよく、深い話ができる先生に、出会うことが重要です。

 

(5)一人に限定せず、何人かの先生を平行して受講する

 

 これにより、それぞれの先生の違いも分かりますし、良いとこ取りをすることができます。

 

(6)幼児~小学生の子供の英会話には子育ての経験がある先生を探す

 

 子育ての経験がある先生は、子供に第二外国語として英語を家庭内で教育した経験があります。

 

子育てを経験したことのある経験がある先生は、小さな子供への教え方は理解していますし、レッスン中に集中することさえ難しい幼児の扱いに慣れています。

 

(7)箱型ではなく個人家庭接続方式のスクールから先生を探す

 

 一概には言えませんが、自宅からの回線ではなく、箱型(コールセンター型)に勤務する先生から探す場合には、いくつかのリスクがあることを知っていていただければと思います。

 

 その理由は、まず、オンライン英会話講師で自宅ではなく、コールセンターに務める場合は給与がよくありません。

 

 つまり、より給与やよい仕事につけない人が務めていることがあります。

 

 もちろん、能力があっても、より高い給与の職(例えば本当のコールセンターのオペレータ職など)につけず、箱型でのオンライン英会話の講師として働いている場合もあるので一概には言えません。

 

 また、英語を教えるのが好きで、いつかは独立して自宅から個人英会話家庭教師になりたいと夢見て箱型のオンライン英会話スクールで当面働いている先生もおり、人気が出ると独立して家庭教師になる先生もいますので、一概には良くないとはもちろん言えません。

 

 ただ、オンライン英会話に耐えるようなインターネットを自宅に敷設するのは、かなりの高額であり、それを回収できる程の多くの固定の生徒をもっていないと独立できません。

 

 つまり「お金がない、生徒が多くない、より給与がよい職場に就職できない」というケースが多いのが現実です。

 

 それをよく表しているのが、箱型スクール(コールセンター型)の管理体制です。

 

 箱型オンライン英会話(コールセンタ型)の事務所に出勤している講師は、マネージャーがいなければ、サボったり、おしゃべりをしたり、時間が来ても席につかなかったり、手抜きレッスンをするので、マネージャーは常に見張っている必要があります。マネジメントではなく見張りなのです。

 これは、フィリピンのスクールを運営する経営者の共通する悩みの一つです。

 

 すこし、話が脱線しますが、フィリピンと日本の常識の違いについて、この機会に話してみたいと思います。

 

 日本人とフィリピン人は、とても相性がよいと思いますし、私も親友が多くいますが、やはりいくつか文化や感覚に違いがあります。

 

 例えば、フィリピンでのお店の店員やタクシーの運転手は、従業時間中でも、おしゃべり、私用電話、私語、鼻歌などはよくあることです。

 

 また、遅刻はよくあることです。親友同士でも恋人同士でも、そして出社時間でも、しばしは遅刻をします。

 日本も昔はそうでしたが、今の日本人は世界で特殊ともいってよい時間厳守の感覚があるため、海外では普通に起こる遅刻やドタキャンに苛立ちを感じるのが普通です。

 

 

 以上の様なことは、日本の文化を理解するようになれば、先生側も修正してきますが、以下のようなことは、日本人側も理解している必要があります。

 

例えば、

 先生の子供が熱を出し、子供の面倒を見るために、仕事を休むことはフィリピンでは当たり前だと考えられています。逆に、子供に熱があるのに、仕事を優先したとすると周囲から、なんて冷たい親なんだろうとフィリピンでは思われます。家族は仕事よりも”当然”重要なのです」

これがオンラインのレッスンだった場合には、日本人から言えば、「そんな、自分の子供が熱を出したくらいで、休むなんて考えられない。私の子供だって、他の用事をキャンセルして、パソコンの前で「先生まだかな~」待っていたのに、可哀想だと思わないのか?」となります。

 

あるいは、

「買い物に出かけたが、車が混んで、帰れないので、レッスンに間に合わない」ということもあります。

 これはフィリピンに詳しい方ならわかるのですが、ジープニーという交通システムと突然のスコールが重なると、30分のところが5時間もかかってしまうことがあるのです。道路工事が突然始まって大渋滞も日常的です。

 あらかじめ、早めに自宅に帰ろうと思っていても、帰れないインフラの弱さがあります。

 

あるいは、

「インターネットがつながらないので、今日のレッスンはキャンセルします」という連絡がレッスン直前に生徒に入ることがあります」

 これも、日本の様な安定したインターネットでは考えられないため、日本の生徒は「先生が面倒になって、サボったのではないか?」と勘違いする場合もあります。

しかし、フィリピンだけではなく、海外とのインターネットは多くは不安定です。直前になって、通信がキレギレになり、スカイプができないと判断せざるを得ない場合や、メールさえ無反応になる場合があります。

 

 

 さて、話しを箱型スクール(コールセンター型)と自宅からの講師の比較の話に戻します。

 

 それでは自宅の講師は、そうではないのかと言うと、自宅の講師でも避けられない問題がありますが、自宅からやる先生で生徒と信頼関係や相互理解を得られない先生は、最初だけ生徒がついても、次第に離れていくため、生き残れないのです。

 

 つまり、新しく自宅で家庭教師を始めたばかりの先生は別として、継続して自宅で先生をやっている人は、生き残ってきた人たち、つまり、競争のなかで、一定の評価を得ている人だと言えるため、良い先生である確率が高いのです。

 

 また、箱型のオンラインスクールでも、英語のスキルは採用時にチェックされるので、問題はないと思いますが、基本的に、スクールのテキストにそってレッスンを進めていくトレーニングを受けさせられます。

 

 つまり、英会話教育の才能がなくとも、無難にレッスンを勧めていけるような、底上げの教育をスクール側ではする必要があります。

 

 それは当然で、スクール運営側としても、生徒からクレームが出ないようにするためです。

 

 しかし、その底上げによって一律化したレッスンは、才能のある先生には苦痛なようです。

 

 自分の信じるレッスンをしたい、この生徒には、こういう指導をしたいと言った創意工夫を出せるチャンスがないからです。

 

 オンライン英会話におけるマンツーマンレッスンの本来の意義は、生徒の弱点を先生が把握し、それをその生徒にあった方法で、正しく教えていくことにあります。

 

 そういう熱意と才能がある先生に出会うと、それは、英会話の上達だけではなく、スクールを必要としなくなった後も続く一生の付き合いになると思います。